「あ!」
どうやら気に入ったものが見つかったらしく、雅は鉄砲を構えると、定めるため間もなくポンッと音をたてて玉を発射した。
しかしそれは、惜しいところで景品の右横をすれすれでかすり、当たることはなかった。
「うぅ〜、結構難しい‥‥‥」
「‥‥雅、あの人形が欲しいの?」
「うん。可愛くない?」
「うーん‥‥‥」
雅が狙った人形は、可愛いものの数ある中の"タコ"の人形。
その真横には、可愛いパンダや猫の人形なんかもあるのに‥‥。
なぜにタコ‥‥‥?
頭に疑問を浮かべながらも横で、一生懸命頑張っている雅を応援する。
ポンッ!
‥‥ポポンッ!
‥‥‥ポンッ‥‥。
雅はよっぽど欲しいのか、その後も四発続けてそのタコを狙うが、これがなかなか当たらない。


