「もーもこっ!」
「あ、雅〜!ごめんね、待った?」
「ううん、今来たとこ‥‥‥って、あたしたちはカップルか!」
ちょうど時間通り、六時に待ち合わせ場所に着くと、そこにはもうすでに雅の姿が。
「‥‥‥‥‥」
「何見てんのよ?」
「いや‥‥さすが雅だなぁ‥‥‥って」
「はぁ?」
もともと美人なだけあって、やっぱり雅が浴衣を着るとすごく様になっていて‥‥。
思わずその浴衣姿に見とれてしまって‥‥‥。
紫色の布地に、綺麗で鮮やかな華や模様が描かれている浴衣に、目鼻立ちが整っている雅の顔。
まさに、大和撫子とはこのことだ‥‥‥と、雅の隣を歩きながら思う。


