いぢわる兄は同級生








ちゃんとあたしの気持ちは大地先輩に伝わったかな‥‥。




しばらくしても、大地先輩の答えが聞こえることはなく、頭をあげようとした時。





「‥‥‥待って」



「‥‥‥っ」



ポンと起き上がろうとする肩を押されて、あたしの視線は再び足元へと戻される。






「‥‥ごめん。少しだけ、そのままでいて。今の顔‥‥見られたくない」





「‥‥‥‥‥」




ハハッと笑いながらそう言う先輩だけど‥‥その声は少しどこか無理してるっぽくて、本当に申し訳ない気持ちになる‥‥。


とにかく今は、ちょっとだけでも大地先輩のいうとおりにしてあげたい。






あたしは下を向いたまま返事が来るのをただただ待っていた。