「大地先輩は、気づかないところでたくさんあたしを助けてくれてます‥‥っ。だから‥‥何もしてないなんて言わないでください‥‥」
「‥‥‥‥‥」
「そんな優しくて、かっこよくて、頼りになる大地先輩が好きです」
昨日告白された時から、返事はとっくに決まっていた。
「でも‥‥‥それ以上に大好きな人がいるんです‥‥」
ムカつくし。
いぢわるだし。
何考えてるか分かんないし。
正直、悪いところを言い出したらキリがないけど‥‥。
そんな悪いところも含めて、アイツのことが好きで好きでしょうがない‥‥‥。
そんな水樹が‥‥大好きで仕方ないの。
簡単変えられる気持ちじゃないから。
「大地先輩に好きって言ってもらえて‥‥すごい嬉しかったです。でも‥‥‥ごめんなさい‥‥」
ちゃんと大地先輩の目を見てそう告げたあたしは、ゆっくりと、深く頭を下げた。
ちゃんと気持ちを込めて‥‥‥。


