いぢわる兄は同級生








控えめに言われたその声に顔を上げると、そこにいたのは‥‥‥大地先輩だった。




「‥‥‥‥」





なんだろう‥‥あたし、一瞬だけガッカリした?



もしかしたら‥‥水樹とかも‥‥なんて期待してたのかもしれない。





そんなこと‥‥あるわけないのに。





「ちぇー、大地かよぉ。いいなぁ、俺らも女子と回りたい!」



「うるせぇな、だいたいくじ引きで決めるっつったのお前らだろ?」



「そうだけどさぁ〜‥」






ていうことは、肝試しの間は大地先輩と二人きり‥‥‥ってことだよね?



大地先輩、今日の部活では、昨日の告白のことなんてなかったかのように普通だったけど‥‥‥。





いざ二人きりってなると‥‥‥やっぱり少し気まずいかも‥‥。






「もーもこっ!」