「おいお前ら、あんまり騒ぐなよ。そろそろ始めるぞ!」
しばらくして、栄介くんの後ろからひょこっと出てきた大地先輩が助け船を出してくれた。
すると、今まで黙ってた雅が口を開く。
「ていうか、これってみんなで行くんですか?一人で行くんですか?」
「え‥‥みんなで行くんでしょ?」
当たり前のようにそう思ってたあたしは、首を傾げながら大地先輩を見た。
すると、どこからか箱のようなものを持ってきた別の先輩があたしたちの前に現れる。
「じゃーんっ!くじ引きでペア決めて行きまーすっ」
「えぇっ‥‥!じゃあ、あたし雅と離れる可能性もあるってこと?」
「そうなるわね」
「うそぉ〜‥‥」
雅と一緒じゃないと知って、再度落ち込むあたしはそのままフラフラと体育館の端に座り込む。
さっきまであたしが居たところでは、すでにみんなが楽しそうにくじを引きはじめている。


