いぢわる兄は同級生








「みぃちゃんっ!もーもこちゃんっ!待ってたよーん♪」




合宿所から外に出て薄暗い体育館へと入ると、部員のみんなはすでに集まっていて。



あたしたちに気付いた栄介くんが、ぴょんぴょん跳ねながらあたしたちに手を振る。





「栄介くん楽しそうだね‥‥‥」



「暗っ!!桃子ちゃん暗っ!!」



雅の後ろからのそっと顔を出したあたしを見て、栄介くんが苦笑いで後ずさる。




「あはは、もしかして桃子ちゃん怖いとか?」


そんなあたしの姿を見て、近くにいた三年の先輩達が茶化すように笑いながら歩いてきた。



どうしてこの人達はこんなにも楽しそうなんだろう‥‥。




「こっ、怖くなんてないです‥‥!」


「顔ひきつってるよ?」


「元々こういう顔なんです‥‥っ」



そんな先輩達のからかいに、平静を装って答えるも、すでに怖がっているのはバレバレみたいだった‥‥。