その後の仕事も平常時の部活とは違って、合宿中はご飯の準備をしたり、部員みんなの着替えを洗濯したりと結構忙しかった。
「ぷはー‥‥‥み、水‥‥」
横で洗濯物を畳み終わった雅は、そのまま部室の床に倒れこむ。
あたしも最後の一枚になるタオルを畳み終わって、それを棚に閉まった。
部室の窓から外を見ると、オレンジ色の綺麗な夕日が見えて、すでに夕方だということを知らせている。
「そろそろ練習終わる時間だよ。片付けして、みんながお風呂入ってる間に夕飯の準備もしないと」
「うぇー‥‥そんなに働いたら死んじゃうよ桃子〜」
片付けても片付けても出てくる仕事の山に、雅はすでにくたくたのよう。
「た、確かにちょっと疲れるけど。みんなのために頑張るのって、なんか気持ちいいじゃん」
「こんだけ頑張ってるんだから給料くらい出してくれても‥‥」
「‥‥雅、話聞いてる?」
どうやらあたしの話など耳に入ってない様子の雅は、その後もブツブツと部室に落ちていたバスケットボールに向かって文句を言っていた。


