いぢわる兄は同級生








「あれ?栄介なんでここにいるの?」



「げっ、みぃちゃん!」




ごみ捨てから戻ってきた雅が、部室に入ってくる。




「げって何よ!あんたもしかして、練習サボってんじゃないでしょうね」




栄介くんを睨む雅から、真っ黒な怖いオーラが立ち上る。



それにはさすがのあたしも怖くて後ずさった。






「みぃちゃん、そんな怖い顔してたら可愛い顔が台無しだよ‥‥!」



「うるさい!さっさと練習戻れーっ!」



「ギャーッ!」





そのまま怖い雅に蹴飛ばされた栄介くんは、逃げるように部室から走り去って行った。




「お、恐るべし雅‥‥」



「桃子なんか言った?」



「ひぃっ!な、何も!」