「‥‥‥‥‥」
鏡に写る首元の赤い痕を見て、改めて昨日の出来事を思い出す。
一晩ゆっくり寝たからか、昨日の結衣ちゃんとのことも少し冷静に考えられる気がする。
合宿中にこんな暗い顔してちゃダメだ。
「よしっ‥‥!」
蛇口をひねって、冷たい水をすくうとそれでパンっとほっぺを叩いて気合いをいれた。
昨日はいろいろありすぎて、大変だったけど‥‥ちゃんと一つずつ整理していこう。
水樹のこと。
結衣ちゃんの想い。
大地先輩からの告白。
時間はかかっちゃうかもしれないけど、ちゃんと自分の気持ちと一緒に解決していけばいいよね。
そう決めて、あたしは首元の赤い痕にゆっくりと絆創膏を貼った。


