「‥‥あ、あたしもそろそろ戻らないと」 とにかくこの空気から逃げ出したくて‥‥そう呟いたあたしは、椅子から立ち上がり、水樹の横を通りすぎて保健室を出ようとする。 だけど。 「待て」 「わっ!!」 ギュッと腕を水樹に掴まれて、バランスをくずす。 そのまま入り口近くに設置してあるベッドへと倒れこんだ。 「いたた‥‥‥」 ぶつけた腰をさすりながら起き上がると、あたしの腕を掴んだままの不機嫌そうな水樹がグイッとあたしを引っ張った。 「‥‥っ!」 そして、そのまま近くの壁に押し付けられる。