いぢわる兄は同級生







「いくらこのくらいの傷で済んだからって、もう勝手に無茶しちゃダメだよ。女の子なのに、傷跡になったら大変だし」




口を開いた先輩が怒ってたのは、あたしを思っての理由だった。



それを聞いて、ホントに自分のどんくささが嫌になる。



「ごめんなさい‥‥‥」



思わず泣きそうになる顔を隠すために下を向くと、大地先輩がひざの上にあったあたしの手を、そっと包み込むように握った。








「でも、そんな危なっかしい桃子ちゃんだから‥‥守ってあげたいって思うのかも」





「‥‥‥‥え」






いきなり言われた先輩からの言葉に顔を上げると。




少し赤い先輩の顔が近づいてきて‥‥‥。







そっと唇と唇が触れあった。