「もう、大丈夫?」
「はい‥‥ありがとうございました‥‥」
「そっか、良かった」
安心したようにひとつ息を吐いた大地先輩は、眉をひそめてじっとあたしの顔を見つめる。
「ほんと危なっかしくて見てらんないよ」
まるで小さい子供に怒るように言う先輩に、少し肩をひそませた。
「ご、ごめんなさい‥‥」
「ていうか、何かにに驚いて皿落としちゃったみたいだけど‥‥何かあったの?」
「‥‥えっ‥‥と‥‥」
い‥‥言えない‥‥。
お皿を片付けに台所に行ったら‥‥。
先に洗い物してたはずの雅と栄介くんが、キスしてたなんて‥‥。
その光景にビックリして、思わずお皿を落としてしまったなんて‥‥。


