いぢわる兄は同級生







「さて、あたしも片付け頑張ろっかな!」



よしっと、自分に気合いをいれてジャージの袖を捲る。



そして、さっきまでカレーでいっぱいだったお鍋に手をかけた時。







「手伝うよ」






ヒョイッとあたしの前からお鍋を奪って、にっこりと微笑んだのは、さっきまで他の部員達と話をしていはずの大地先輩。




「だっ、大丈夫です‥‥!マネージャーの仕事だし‥‥。先輩は疲れてるだろうし、先に休んでてくださいっ」



練習で疲れてるはずの先輩に、マネージャーの仕事まで手伝わせるわけにはいかない。



そう思ったあたしは、慌てて先輩の手からお鍋を取ろうとするが‥‥すぐにヒョイッとかわされてしまって。




「疲れてるのはお互い様。マネージャーだっていろいろ大変だし」


「でも‥‥‥」