「仕方ない‥‥じゃあ学級委員はまた今度決めるとして」
ホッ‥‥‥‥よかった。
先生があきらめたのかと思い、すっかり安心したあたし。
「とりあえず今日は男女名簿1番の奴!!」
「えっ!?」
あたしと水樹を交互に見る先生。
「んー‥と。上原水樹と、上原桃子!!お、上原兄妹か」
先生がそう言った途端、教室がざわついた。
"あの2人兄妹だったんだ"
"双子かなぁ"
"美男美女じゃね?"
いろんな声が聞こえるけど、それより‥‥‥居残りなんて。
「とりあえず今日だけ!!なっ、頼む」
先生が両手を合わせて、あたしたちに頼んでくる。
「で、でもあたし‥‥」
「いーっすよ」
‥‥‥え?
躊躇するあたしの声をさえぎったのは、水樹の声。
「え、水樹?」
「いーだろ、どうせ帰ったって暇なんだし」
た、たしかに暇だけども‥‥‥(泣)
できれば今日は水樹と一緒にいたくないっていうか‥‥‥。


