「んー、肩いてぇ」
「‥‥‥‥‥」
家が反対方向の先輩とは別れて、いつもみたいに自転車に二人乗りして帰るあたしたち。
相変わらず水樹は呑気にあくびまでしている。
「どっ、どーするの‥‥?」
「何が?」
「何がじゃなくて‥‥っ、用具室のドア。壊しちゃったじゃん‥‥」
あたしがそう言うと、水樹は思い出したように「あぁ」と言った。
いくらあたしたちを助けるためとはいえ‥‥入学早々こんなことをしでかしてしまったら‥‥反省文どころじゃ済まないだろう‥‥。
もし、水樹が停学とかなっちゃったら‥‥あたしのせいだ‥‥。
なんて、あたしは真っ青になりながらも考えていると‥‥‥
「んなもん、ばっくれりゃあ分かんないだろ」
「‥‥へ?」


