何回もガチャガチャとドアノブをひねる大地先輩。
しかし、言ったとおり扉が開く様子はない。
「もしかしたら‥‥見回りの先生が鍵閉めちゃったのかも‥‥‥」
「えっ‥‥、でっ、でも‥‥電気もついてるし‥‥っ」
そう言ったあたしは、入り口と反対側にあり小さな窓をチラッと見た。
本当にそうなら、あそこの窓から電気がついてるのが見えるはず‥‥‥。
「もし正面側しか通らなかったら、後ろ側にある窓には気づかない‥‥」
「あ‥‥そっか。え‥‥じゃあ、あたしたち‥‥閉じ込められた‥‥‥ってこと‥‥?」
顔を青くしながらもそう言うと、振り向いた先輩は、ゆっくりコクッと頷いた。
「‥‥‥っ!?え‥‥うそっ!?」
「桃子ちゃん!落ち着いて‥‥っ。携帯!携帯で誰かに助けを呼べばいいんだよ!」
「あ‥‥‥っ、そっか」
パニックに陥り、焦りまくるあたしを先輩がなだめる。


