いぢわる兄は同級生







あたしがそう言って水樹を呼ぼうとすると‥‥




「あっ、いいの!今部活中だし‥‥でも、伝言だけ頼んでもいい?」




「あ‥‥うんっ」




あたしが快く受けると、「良かった」と、少し申し訳なさそうな表情からホッとした顔に変わる。




「えっと‥‥あたし、部活終わるまで校門で待ってるって、伝えといてくれたらいいんだけど‥‥お願いできる?」




「あ、うん!分かった‥‥っ」





「ありがとっ、じゃあまたね?」



用件が済むと、そのまま結衣ちゃんは体育館を後にした。




校門で待ってる‥‥かぁ。



部活が終わるまで後一時間近くはあるのに‥‥よっぽど水樹のことが好きなんだな‥‥。




そう思いながら、とりあえずこのタオルを部室にしまおうとまた歩き始めた。