いぢわる兄は同級生






「え‥‥っと‥‥‥‥あっ」




少し持っているタオルを横にずらして見てみると、そこにいたのは‥‥‥水樹の彼女の結衣ちゃん。



パッと視線が合うと、可愛い笑顔でニコッと笑った。




「あわわっ‥‥!」


「おっと!!」




なぜか動揺して落としそうになってしまったタオルを、結衣ちゃんが慌てて支える。



「ご、ごめんなさい‥‥!」



「ふふ、いいよ。朝も思ったけど‥‥桃子ちゃんって、なんか危なっかしくて可愛いよね」



「‥‥いやっ、そんな‥」




褒められているのか、どういう意味なのかはいまいち分からなかったけど、本当に可愛いのは結衣ちゃんのほうだと思うし‥‥。






「あ、ごめんね。話し込んじゃって!仕事中なのに」




「ううん、大丈夫‥‥っ。も、もしかして、水樹に用事ある?呼ぼっか‥‥?」