いぢわる兄は同級生







「栄介もバスケうまいほうだと思ってたんだけどさ、上原兄もけっこうすごいね〜」



「‥‥‥手、動かそうよ」




さっそく始まった練習に見いって、タオルを畳む手を止める雅。




でも‥‥確かに。



雅に言われて練習中の水樹をチラッと見る。




今までちゃんと見たことなかった、バスケをする水樹の姿は、先輩や栄介くんのいる中でもずば抜けてうまい。






その時、不意に水樹と目が合う。



あたしの視線に気付くと、ベーッと舌を出し生意気な顔を見せる水樹。




「むっ‥‥‥!」


「ん?どしたの桃子」


「あ‥‥なんでもない‥‥」