あたしたちの前に、姿を現したのは‥‥
「うぉっ、栄介!」
いきなり走ってきたと思ったら、そのまま大地先輩に突進していく栄介くんの姿。
そのまま二人で倒れこんだかと思うと、笑いながらじゃれあう二人。
い‥‥一体?
「ちょっと、栄介!キャプテンと知り合いなの!?」
あたしと同じように驚いている雅が、栄介くんの首根っこを引っ張った。
「知り合いてか、イトコ?俺の母ちゃんの姉の息子ってやつ?なっ、大地!」
「まぁ、そうだな。てゆうかお前さぁ、一応俺も先輩なんだから"さん"をつけろ!"さん"をっ」
「えぇー、そういうのめんどくせーし。今まで通り大地でいいじゃん!大地大地〜♪」
よっぽど仲がいいらしい二人は、ホントに先輩と後輩には見えないくらいだ。
隣の雅も、初知りなだけにびっくりしている。
「栄介のイトコがこんなイケメンのキャプテンだったなんて‥‥遺伝子って不思議ね」
‥‥‥オイオイ。
不思議そうに小さな声でつぶやいた雅。
それじゃあ、自分から栄介くんのかっこよさを否定してるようなもんじゃ‥‥。
まぁ‥‥‥いいか。


