でも、
祐樹は声をかける前と変わらない様子で、
ひたすら白い紙にペンを走らせていた。



聞こえないのは、わかってるよ。



正面を向く度、
目を合わせてみるけど
祐樹の目に私の姿が映らないのもわかってる。