私は祐樹に近づき、
触れられない祐樹の体を優しく抱きしめて言った。




『いつも、遅くまで仕事をしてたのは
ペアリングを買う為だったの?



毎日、
悩んで書いていたのは
私への手紙だったんだね…



指輪…



絶対なくさないから…』