「何作ったの?」



『お肉あったから…』



「ビーフシチューか?」



『久美ちゃんの作るビーフシチューは美味しいよ』



「そうだな。久美子のビーフシチューは美味いからな」



笑顔で言う久美子は前のような
顔付きではなく儚く見えて
思わず抱き締めてしまう。



『マシャ…?』



「久美子…元気出せ。俺が側にいるから」