急いで自宅マンションに帰ると
部屋に久美子の姿はなく
電気だけ付いている。



「久美子!久美子どこにいる?」



雅也は各部屋を探し始める。
すると最後に来た窓の外の
ベランダに久美子が居た。



「おい、久美子!こんな所で何してるんだ」



『あっマシャお帰りなさい。ねぇ見てほら星がキラキラして綺麗だよ』



「ああ、そうだな。とにかく中に入って」



『私、マシャのために夕食作ったんだよ。食べてね』