夜、仕事が終わると雅也は
衛介の店に少し顔を出した。



「久美子、一体何があったんだ?アイツここずっとおかしいと思いません?」



「そうね」



「前の久美子はあんな風じゃなかった。明るくて元気で俺達とも冗談言い合ってたぐらいなのに今のアイツはまるで別人だ」



「久美ちゃん今はどうしてる?」



「俺の家にいるよ。今の状態じゃ家に帰せないから様子を見て…」



「心配だわ」



「じゃ俺そろそろ帰るよ。アイツ待ってるから」



「そうした方がいいわね」