「所詮あんたは遊びなの。マジになるわけないじゃん。郁弘はそーゆう奴。早く諦めなさいよ」



『そんなの私…信じな…』



苗子はパシっと久美子の頬を
平手打ちして物凄い顔で言った。



「まだ分からないの?これだからガキは嫌いなのよ」



『………』



「分かったらもう郁弘の前に現れない事ね。じゃあ久美子ちゃん、さよなら」



苗子は部屋を出て行った。