最初に目を開けたのは、ルーレットを回した本人。俺だった。


周りは真っ暗な世界だ。




そして良く見渡すと、みんなが倒れていた。




俺は、みんなを起こそうと近くに駆け寄った。




蓮「おい!起きろ!南!咲奈!雅幸!光!」




俺の声に反応するように、みんなが起き上がった。




南「…ここは何処?」


光「まっ…真っ暗だ…」


咲「ヤダ、怖い…」


雅「…やっぱり、何か起こったか」



雅幸は冷静だが、他のみんなは何が起こったか分からずパニックになっていた。




パッ!




「はーい!みなさーん!ようこそ、ゲームの世界へ!」




突然、後ろから知らない奴の声がした。




振り返って見ると、さっきまでなかったスクリーンがあった。




あまりにも、突然だったので声を出せなかった。