相変わらず派手な世界……
そう思ったのは、パーティーも中盤になったころだ。
ホールの中では歌や音楽が飛び交い、紳士淑女がダンスを楽しんでいる。
数か月前に内乱があったような国とは思えないわ…
それも一重にシルバの手腕なのだろう。
煌びやかなシャンデリアと豪華な衣装に身を包んだ人たち。
いつもはただのホールのこの場所も、今日は客人を迎えるためにどこもかしこも飾られていた。
かく言う私も今日はニーナが見立てたドレスを身につけていた。
淡い青のドレスは背中がむき出しで恥ずかしいし、ヒールは高くて歩きにくいし…やっぱりパーティーは苦手。
けれどしょうがない…今日の客人は王族の方なんだからパーティーに出ないわけにはいかない。
そう思いながら、壇上のジュゼット姫を見上げる。
客人であるジュゼット姫は当然のことながらこの国の国王であるシルバの隣。
私はその横の席をあてがわれていたのだけど、こうして逃げてきた。
隣にいると気が気ではないし、落ち着かない。
けれど、遠くで見ているとだんだんと胸の痛みも引いて行った。
こうしてみると、ジュゼット姫は私よりもはるかにシルバの隣にふさわしい。
ううん…私がどう思うかじゃない……
全てはシルバがどういう決断をするか。
そして、シルバがどんな決断をしても私はそれを受け入れなければならない。

