「お前はまだ寝ていろ」
そう言って私の肩をそっと押すシルバ。
その手があまりに優しくて、抵抗することなく私はベッドに横になった。
ベッドの端に腰かけたシルバは仰向けで横になった私を囲うように手を置く。
紅の瞳はなんだか愉しそうで、暫し私を上から見下ろす。
「ちゃんと診てもらって下さいね」
「あぁ」
シルバはそう言って嬉しそうに笑う。
その表情はやめてほしい。
心臓がドキドキと高鳴って止まらないから…
真っ赤になった顔で布団を引き寄せ、赤くなった頬を隠すように顔の半分を隠した。
そんな私を見ながらシルバが「しかし…」と口を開く。
何だろうかと思いシルバを見上げれば、フッと悪戯な笑みを浮かべ…
「あれだけで足腰立たなくなるとは先が思いやられるな。3日後が楽しみだ」
「なっ……」
開いた口が塞がらないとはまさにこのことだろう。
「そんな事ばっかり言ってないで早く行ってくださいっ!」
「また後で来る」
ボンっと音がするのではないかと思うくらいに顔を赤くして固まった私にシルバはそう言って後宮を出て行った。

