「どうする?」
内心落ち着きのない想いでエレナの答えを待つ。
するとエレナは少しの沈黙の後、目を伏せて答えた。
「私も…同じ気持ちだから…」
「だから?」
決定的な言葉をエレナの口からききたくて、耳元で囁きかける。
ビクッと震えたエレナは潤んだ瞳で俺を見上げた。
「私をシルバのものにしてください」
合格点とまでは言えないものの、エレナにしては上出来だ。
ベッドに縫い付けていた手を離し、エレナの首後ろに沿える。
手触りの良い白銀の髪に指を絡ませながら頭を少し浮かせ、唇を重ねた。
「んっ……ぁ…ふ…」
エレナはいつもの抵抗を見せず、俺の首に腕を回し甘い声を上げて口づけを受け入れる。
舌を絡ませ、お互いの唇にのめり込む様な口づけは蕩ける様な感覚を引き出す。
長い口づけを終えた頃にはエレナはトロンとした瞳になり、両腕はベッドに投げ出されていた。
ぐったりとベッドに体を預けているエレナの背に腕を差し入れ、背中のホックをはずす。
滑らかな背中の肌を愉しみつつ腰までのホックをはずした。
そして頼りなく腕の途中まで降ろされていた肩紐に手をかけて降ろせば、それまでぼうっとしていたエレナが我に返る。
「っ……」
声にならない声を上げて、脱がせまいと一瞬身を強張らせるが…
「あまり見ないでください」
そう言って胸の前に持ってきていた手の強張りを解いた。

