あの男たちが私にしたことを忘れることは出来ない。
そして、それをシルバに結局隠し通すことなんて出来なかった。
大好きだから…愛しているからこそ伝えなければならない。
「私はもう貴方と結婚することは出来ないの」
ニーナから教えてもらったあのジンクス。
純潔を守った夫婦は一生を添い遂げる――
もう叶うことはない。
その事実がとても悲しくて、シルバを見ることすらできない。
「何をされた」
「ギルティス王には押し倒されて首筋から口づけされて…む、胸元にも……多分その時のものが多分これ…」
低く問われたその言葉に答え、胸元につけられたキスマークを見せる。
「それから?」
更に低くなった声はまるで私を責める様にも聞こえて、更に焦燥感が募る。
「途中でアークがギルティスに攻め入ったと報告があって、ギルティス王は出て行きました。けど、その後も地下牢でギルティス兵に襲われて…その時も組み敷かれて。ロメオさんに助けられなかったらきっとあのまま男たちに抱かれていました」
「抱かれていないのか?」
胸が張り裂けそうな想いで告白すれば、シルバは意表を突かれたような表情をしてそう言う。
その言葉にただ黙って頷いた。
隠していたことを告白したとしても私の穢れは消えない。
哀しみは深くなるばかりだった―――

