「俺はお前を手離すつもりはない。何があっても、何が起こっても必ず迎えに行く。だからずっと俺の傍にいろ」
視線をそらさずしっかりと私を見て告げられる言葉のひとつひとつに涙が溢れる。
シルバはこんな風に自分の想いを口にすることは少ない。
けれど私が不安に思っている時、悩んでいる時は必ず確かな言葉をくれる。
そんな貴方が大好きで愛おしい。
「私もずっと貴方の傍にいたい。貴方の傍で…ただ愛されたい」
心が訴えるままに言葉に乗せてシルバに告げる。
婚儀の続きをして、真の妃となってシルバと結ばれたい。
けれど…――――
「けど…もう…その資格も失ったから…っ…」
口にしたのはシルバには伝えまいと思っていたこと。
「ごめ…な…さいっ…ふ…っく…」
「どういうことだ?」
訝しげな表情をするシルバにズキズキと胸が痛む。
そして、震える声で口を開いた。
「私の体はもう穢れてしまったから」
シルバは大きく目を見開き、言葉を失った。
それを目の当たりにして更に涙が溢れる。

