「おっ…自分から舌だしてるぞ」
私に馬乗りになった男が嬉々として声を上げる。
端から見れば何をしようとしているかは一目瞭然だっただろう。
しかし、男たちはそれに気づかなかった。
「やる気になってくれたんだね。嬉しいよ」
そう言って腕を拘束していた男がフッと笑い、顔を近づけてくる。
ゴクリと生唾を飲んで見守るもう一方の男。
さようなら…シルバ―――
目を閉じて口を閉じようとした時だった。
ガンッ…―――
「グッ…」
「おい!お前ッ!」
ゴツッ――――
「グハッ…」
何か鈍器で殴ったような鈍く重い音と男たちの断末魔の様な呻き声がした後、馬乗りになっていた男がドスンと私の方へ伸し掛かる。
何事かと思い目を開けば、気を失っている男たち。
そして、その向こうにいた人物が視界に入れ、目を見開いた。

