白銀の女神 紅の王Ⅱ




ドンッ――――


「ッ…!」


起き上がった体は再びベッドに押し倒される。




「往生際が悪いぞ、アークの姫さん。たっぷりと俺たちを楽しませてくれよ」

「あのアークの国王の寵姫だったんだ、かなりの床上手かもしれないね」


そう言いながら男は私の腕を抑え、興奮気味の男は私に馬乗りになった。

身動き一つできず、男たちのなすがままにされる。

ザイードの時もそうだったが、男たちが触れる度に身が強張る。




男たちの声、匂い、肌の感触。

目をぎゅっと閉じればそれら全てをまざまざと感じる。





「やめてっ…ふっ…っく…お願い……」


今からこの男たちの慰み者になるのだと嫌でも思い知らされ、涙が溢れた。

想いが伴わない行為はこんなにも耐えがたいものなのだろうか。




「お願い…だからっ…ひっく…」


無駄だと分かっていても懇願の言葉を繰り返した。

もしこのままこの男たちに汚されたら…

私は本当にアークに帰れるのだろうか。

帰ったとして、シルバにどう顔向けするのだろうか。

今でさえ必要がないと思われているかもしれないのに、純潔を奪われた私をまた必要としてくれるとは思えない。