「だからそれは逆効果だって」
苦笑いをしていた男がそう言った瞬間。
パシッ――――
大きな手が私の腕を掴み、グイッと引き寄せられる。
「っ……!」
その力がとても強く、思わず小さな悲鳴を零すが、男は気にも留めずに私の体を軽々と抱え上げる。
肩の上に私を担ぎ、歩く男の鼻息は荒く、異常に興奮している。
「いやッ…降ろして!」
バタバタと暴れて、男から離れようと試みるものの、その足も抑え込まれた。
「そんなに暴れなくてもすぐに降ろしてもらえるよ」
一連の流れを見守っていた男がそう言って笑った後、突然の浮遊感に襲われた。
ふわっと体が浮き、男の肩から逃れられたのだと気づく。
しかし、投げ落とされたのはベッドの上。
牢屋にしては柔らかなベッドに背中から落とされ、ギシッと嫌な音を立てた。
目の前には私を見下ろす二人の男。
ギシッ――――
私をベッドに放り投げた男が片足をベッドに乗せる。
今から起ころうとしていることは想像に難くなかった。
「さぁ、楽しもうか」
もう一人の男もベッドに乗り上げてくる。
伸びてくる男の手を振り払い逃げようとするが…

