「や、やめてください」
無駄だと分かっていても震える声で男たちに訴える。
しかし、それさえ男たちの欲を煽るものだった。
「やめてくださいだってよ」
「それが男を煽るということを覚えておくんだな」
ケラケラと笑う男の横を通り過ぎ、こちらへ歩いてくるもう一人の男。
その表情が怖くて、部屋の隅に逃げる。
「あーぁ、スイッチ入っちまったか」
先ほどまで腹を抱えて笑っていた男が苦笑いを浮かべる。
「そいつ、女が怯える姿に興奮する危ない奴だからさ」
そんな…ッ……
言われた途端、こちらへ迫りくる男の目つきが怖くなった。
そんな男を前にして怯えないなんて無理だった。
トンッ…――――
とうとう部屋の隅まで辿り着き、逃げ場はなくなる。
「いや…いや…っ…こないでッ…」
呼吸が乱れ、心臓が内側でドクドクと音を立てる。
怯えれば男たちの思うつぼだと思いながらも震える体を抑えられない。

