白銀の女神 紅の王Ⅱ




「ッ!」


ヒュッと息を飲み、目を見開く。

私が着ていた服はザイードから宛がわれたもので、禊の時の服装よりはましだったが、これもまた布の薄い衣服だった。

胸の開けた衣服は横へはだけさせられ、肩が外気にさらされる。

途端、それまでの虚勢が一気に剥がれ落ち、恐怖で震えはじめた。





「ひっ…ぅ……ッ」


むきだしになった肩までもに口づけを落とされた時、涙が堰を切ったように溢れだす。

そして、ザイードの無骨な手が私の脚に触れた。




「やッ……やめてッ!」


ビクッと跳ね、必死でもがくも、男の力に適うはずもなく、ザイードの脚に抑えつけられる。





「良いねその顔。すました顔が恐怖と嫌悪に変わる瞬間は最高だ」


そう言って私の涙を指ですくい上げるザイード。





「その反応からして生娘か。アークの王はお前の体には興味がなかったらしい」


見抜かれたことにサッと羞恥で赤く染まる頬。

ザイードは私の反応を見てにやりと笑った。