久しぶりのシルバの腕の中。
ドキドキと心臓は煩いけど、とても落ち着く。
けれど欲を言えば、顔が見たい…
布一枚の距離でさえもどかしい程、2日間の別れは堪えていた。
お互い暫く何も言葉を発せず、静かな時間が流れた。
そして、シルバが静かに息を吐き、沈黙を破る。
「痩せたんじゃないのか?」
「そ、そうかしら?」
腰に回った腕で更に引き寄せられたかと思えば、不機嫌な声。
思い当たる節があるものの「気のせいよ」と言って誤魔化した。
しかし―――――
「嘘だな」
シルバはピシャリとそう言い切る。
「隠せているつもりだろうが、お前は心配事があるとすぐ顔と体に現れる。また食事を取らなかったのか?」
観念してコクンと頷く。
なんでシルバは分かるんだろう。
食事を取らなかったのは昨日の夜と今日だけで、線が細くなったと言っても僅かなはずなのに。
「ニーナがお前の様子がおかしいと言っていたことと関係がありそうだな」
「ッ……」
心を見透かされているようでドキッと心臓が跳ねたものの、悟られるわけにはいかずグッと押し黙って耐えた。
しかし、シルバは溜息をつきながら「図星か…」と呟いた。

