白銀の女神 紅の王Ⅱ



「今のはお前が悪い」


先に言っておくが…と言って続いたのは余裕のないシルバの声。

え?と思った時はシルバがすぐ近くまで来ていて、揺れる紅の瞳に魅入られていたら…




一瞬で口を塞がれた――――




「んんッ!」


突然の事に瞳を見開く。

余りにもびっくりしてシルバの肩を押すが、びくともしない。

そればかりか抵抗する手を絡めとられ、両の手をベッドに縫いとめられた。





「んっ……ル…バ…」


押しかかる大きな体で身動きできないのと、苦しさで漏れた声。

貪る様に深いところまで絡んでくる舌が私の理性を奪っていく。



だめ……

ぼう…っとし始めた頭の端で思う。

シルバの口づけは私をおかしくするから…

深いところまで繋がった時、電流が流れる様に痺れる体は私から抵抗を無くすの。

押さえつけられ、否応なしに引きずり出された欲をどこにも逃がすことができず、生理的な涙が溢れた。