「シルバが最終的に誰を選ぶのも自由だし、誰と結婚するのも自由だから」
私が今不安を感じているように、人の想いはゆらゆらと揺れてしまうもの。
シルバだって人間なのだから迷いだってあるはず。
「でも……」
私の胸の内の想いが言葉になって溢れる。
伝えるのに勇気がいるとは正にこのことだ。
ドクン…ドクンと自分の心音を聞きながら口を開く。
「私を選んでくれたら…嬉しいです」
カァ……
は、恥ずかしい……
頬を赤らめながら自分の言った事を思い出していると―――
パン――――
本が閉じられる音が聞こえたかと思ったら…
「ひゃっ…」
次の瞬間には体が浮いていた。
私を抱き上げ、ソファーから立ち上がったらシルバは無言で歩き出す。
「シルバ?」
声をかけても正面を見たままで応えてくれない。
そうこうしているうちにベッドの前まで来て、やや荒っぽく放られる。
ひんやりとしたシーツの感触を足に、背中に感じ、頭がベッドに着いた瞬間―――

