無邪気な欲望




「ええっと、つまりね~」



「雑賀先輩にはとびっきり良くない噂があるんだよ」



「良くない噂?」



晶ちゃん達が言う噂について、何も思い当たらず、私は小首を傾げる。



「誘われれば誰とでも《そういう事》するっていう噂……」



少し恥ずかしそうにして、晶ちゃんは低く囁く。


でも言っている事の意味がわからなくて……。



「? 《そういう事》って?」



「だ、だから……」



「誰とでもSEXしちゃうんだってぇ」



「ごほっ!!」



遠回しだった表現が、これ以上ない直球の言葉で伝えられて、私は驚きのあまり、何かが変なトコロに入って思わずむせてしまった。