「佐藤さんは?」

「え~慧って呼んで?」

「きもい」

「ヒドッ!!」

「仲良いんですね慧君と白石君」

「別に」

ズキズキと痛む胸を押さえながら午前の授業を受けていた。

ーーー・・・

「あ~やっと終わった~」

「慧。飯行くぞ」

「はーい。っと、美奈ちゃんも一緒に行こっ」

「え、でも私お弁当ですし・・・」

「良いの良いの。俺等もパンだし」

「神崎行くぞ」

「う、うん」

「じゃ、いこっか~」

俺は無意識に神崎の手を取っていた。

「え、ココって」

「屋上だよ」

「始めてきました」

「へ~」

「おい、早く食うぞ腹減った」

「はーい」

それぞれ昼食を広げる。

「美奈ちゃん」

「はい?」

「美味しそ~」

「お前が作ったのか?」

「うん」

パクッと神崎の弁当の卵焼きを食べた

「「あ~!!」」