何か話したいと思っても、思いつかなくて謝罪しかできません。 「別に謝らなくて良いから。菜月が方向音痴だったって一瞬でも忘れて地図を任せた俺が悪い。」 『………。』 どうすれば方向感覚が良くなるのか。 家に帰ったら調べようと決意しました。 ―――――――――――― 『やっと着いたー……。』 「それ、菜月が言うこと?」 『う……。』