そう書かれて、私の手からレモンスカッシュはキングの手へと渡りました。 大きな先生の声が届く室内。 最終日だけあって皆疲れが溜まっているのか脱力しているような気がします。 隣のキングも、例外ではなく。 『……元気、無いね?』 小声で、キングに話し掛けると、睨まれました。 「誰のせいだと思ってんの。」 ……あたしの、せいですよね。 『すみません。……結局昨日は何時に……?』 「寝てない。」 『え、』