「…ここがあたし達の家だよ。」 美優に連れられてやって来たのはアパートだった。 お世辞にも綺麗とは言えない。 「はは…ボロボロでしょ。」 確かに…だけど、 「かすみと2人で住んだ家に…そっくりだ。」 あの時の家もこんな感じだった。 「あっ、それお母さんも言ってた。懐かしいわぁ〜って。」 「ははは。」 かすみの真似をする美優はかすみにそっくりで…どこか笑えた。 「じゃ…中に入ろっか。」 「…うん。」 16年ぶりに会うかすみはどんな感じなのか、少しドキドキしてきた。