一時間程過ぎた頃、お母さんが仕事から帰ってきた音がした。 キッチンで忙しく食事の支度をする音がする。 普段ならこういう時、あたしも一緒に手伝うけど、きょうはそんな気分にはなれない。 お母さんも普段なら手伝ってとあたしを呼ぶけど、足の事を知っているのだろう。 それに、お姉ちゃんからあたしが寝てると聞いている筈。 誰も起こしに来ないことをいいことに、あたしは手伝いを放棄した。