「恵里佳!!大丈夫なの!?」 勢いよく部屋のドアが開いた瞬間に響くお姉ちゃんの声。 あたしは布団の中でジッと息を潜め寝たフリがバレないことを願った。 「恵里佳ぁ?怪我したって聞いたけど、大丈夫なの?」 心配したんだよと話すお姉ちゃんの声を無言で聞いた。 「恵里佳ぁ、寝てるの?」 そうだよ。寝てるの。だから今はソッとしておいて。 じゃなきゃ…あたし…お姉ちゃんのこと傷つけたくなっちゃうから。 早く…出ていってよ…。