不意に背後から聞こえてきた物音に、ビクッと体が強張った。 えっ…?うそ…。違うよね? そうじゃないよね? 頭の中で浮かんでことを何度も打ち消した。 単なる物音。 違う。絶対に違う。 そう思いたかった。 「…恵里佳…?」 名前を呼ばれて、瞼をギュッと瞑った。 あぁ…罰がおりたと思った。 これから見る光景にしてはいけなかったキスの代償の大きさを知るのかと思うと苦しすぎて息が止まりそう。 唾をゴクリと飲み込んで、後ろをゆっくり振り返った。 「おねえ…ちゃん…」