「車回すから校門で待っててな」 車のキーをじゃらじゃらと見せて、職員用の下駄箱から出ていく。 それを追うように私も外に出て、校門へと急ぐ。 「あ、和也…」 と、携帯を取りだし、和也の番号を引き出した時に"プップーッ"とクラクションが鳴った。 「家着いたら電話しよう…」 そう決め、携帯をパチンと閉じた。 「早く乗れー」 「はいっ、お願いします」 と、かしこまり、助手席に座る。 「先生、今日はカーナビ付けないんですか?」